敏感肌やアトピー肌の紫外線対策でお悩みのあなた。
「そもそも敏感肌やアトピー肌に日焼け止めは必要?」
「日焼け止めを使いたいんだけどお肌が弱いのでどれを選べばいいかわからない。」
そんなギモンでお困りではありませんか?
今回は、敏感肌やアトピー肌の正しい日焼け止めの選び方と、おすすめを3点ご紹介したいと思います。
大人になってからアトピーを発症し、自身を実験台にして肌にやさしいスキンケア用品を探し求めてきたわたしがくわしく解説していきます。
日焼け止めは必要?
肌が弱いので日焼け止めは使わないようにしています・・・なんて人はいませんか?
日焼け止めはそれ自体が刺激になることもあるため、お肌が弱い人は使うのをためらってしまうかもしれません。
でも、それは大きなまちがいです。
弱ったお肌に紫外線の刺激が重なると、さらなる肌トラブルの原因になります。
どんな時でも紫外線対策は絶対にしっかりおこなってくださいね。
敏感肌こそ紫外線対策を
紫外線は皮膚のバリア機能を低下させ、肌トラブルを引き起こしたりお肌の乾燥の原因になります。
もともと敏感肌やアトピー肌は、バリア機能が低下して肌トラブルが起きている状態。
そのため紫外線を浴びることによってさらなる肌ダメージを受けやすいです。
バリア機能とは
乾燥や紫外線などの外部の刺激から肌の内部を守る仕組み。
バリア機能が低下すると、刺激が入り込みやすくなり、そのアレルギー反応で赤みや痒みを発症する。
つまり敏感肌やアトピー肌に日焼け止めは必要です。
お肌にやさしい低刺激性の日焼け止めで
しっかり紫外線対策する
が正解です!
正しい日焼け止めの選び方
では肌荒れの心配の少ない、お肌にやさしい日焼け止めってどんな日焼け止めでしょうか?
敏感肌やアトピー肌の人にあう日焼け止めの正しい選び方について解説します。
お肌にやさしい日焼け止め5つの条件
敏感肌やアトピー肌でも安心して使える日焼け止めの条件をまとめてみました。
敏感肌でもOKな日焼け止め五か条
- 「紫外線吸収剤不使用」と記載のあるもの
- 合成添加物が少ないもの
- 肌への摩擦を減らすためのびが良いもの
- 石けんもしくはお湯でも落とせるもの
- SPF値の高すぎないもの
ひとつずつ解説していきます。
①「紫外線吸収剤不使用」のもの
日焼け止めが紫外線を防ぐ成分は主につぎの2種類に分けられます。
- 合成成分由来の「紫外線散乱剤」(ケミカル処方)
- 天然鉱物油由来の「紫外線吸収剤」(ノンケミカル処方)
紫外線吸収剤は弱ったお肌のには刺激になることがあるため、紫外線散乱剤が使われた日焼け止めを使うことをおすすめします。
紫外線吸収剤不使用、またはノンケミカルと表示された日焼け止めをえらびましょう。
②合成添加物が少ないもの
香料や着色料などムダな添加物はそれだけお肌に負担をかけるので避けたほうがいいです。
無香料・無着色と表示のあるものをえらぶようにしましょう。
乳液タイプやクリームタイプが主である日焼け止めの特性上、水分と油分を混ぜ合わせるための界面活性剤と防腐剤はどうしても添加する必要があります。
このようなどうしても必要な添加物については、低刺激性と表示のあるものをえらんぶことで刺激が多いものをさけられます。
③石けんまたはお湯で落とせるもの
せっけんまたはお湯でオフできるクレンジング剤不要のものがおすすめです。
クレンジング剤を使用しなければ落ちないような日焼け止めは、それだけ肌への刺激が強い成分が配合されています。
④のびが良いもの
肌への負担となる摩擦を減らすためにも、なるべくお肌をこすらずに塗れるのびが良いテクスチャーのものがいいです。
たとえば固めのクリームよりも、ローションやミルクタイプの方がおすすめです。
SPF値の高すぎる日焼け止めはお肌の上でキシむことがあるので注意しましょう。
⑤SPF値が高すぎないもの
SPF値が高いものほど肌への刺激も比例して高くなります。
日常生活でつかう日焼け止めはSPF30 PA+++くらいもので十分です。
日焼け止めは二度塗りが正解!
ご存じですか?
一般的にわたしたちの日やけ止めの使用量は規定量よりかなり少なく、そのため紫外線防止効果が十分に発揮されていないことが多いそうです。
一般的に正しい日焼け止めの使用量はこちら
正しい日焼け止めの使用量
- ミルクタイプ・クリームタイプでパール粒大2個分
- ローションタイプで100円玉大2個
思っているよりかなり多いですよね。
この半分の量を顔全体になじませたら、もう一度同量をとり重ねづけする「二度塗り」をおこないましょう。
2回に分けて日焼け止めを塗ることでムラや塗り残しを防ぐことができます。
わたしは規定量の半量を1回しか塗っていなかったので、あわてて情報をアップデートをしました。
おすすめの日焼け止め
それではこれらの5つの条件を満たす敏感肌におすすめの日焼け止めをご紹介します。
ぜひご自身に合うお気に入りの日焼け止めをみつけてください。
NOV(ノブ)UVミルクEX
ノエビア NOV(ノブ)UVミルクEX 35g 2,200円(税込)[SPF32/PA+++]
皮膚科医も推奨する絶対的安心ブランド・ノブのUVローション。
もちろん紫外線吸収剤不使用です。
クリニックでも販売していることが多いので、ぜひ一度サンプルをもらって使ってみてください。
ノブがおすすめな理由
- 紫外線吸収剤不使用
- 無香料・無着色・低刺激性
- 保湿成分ヒアルロン酸Na配合
- クレンジング剤なしで落とせる
- みずみずしい使い心地
- 白浮きしない
ノブはとにかく軽くてみずみずしい使用感がおすすめのポイント。
日焼け止めを使用していると、刺激は感じずとも肌表面が重苦しく感じる時がありませんか?
そういった重たさや息苦しさなどがいっさいなく、塗っていても快適なところがとても気に入ってます。
もうひとつのおすすめのポイントは、まったく白浮きしないということ。
重ね付けしても自然な美しい仕上がりのままです。
「日焼け止めは二度塗りが正解」でしたよね?
だから重ね付けしても白浮きしないという点も重要なポイントです。
UVミルクとUVローションのちがい
ノブの日焼け止めはこのUVミルクEXの他にローションタイプもあって、どちらもすごく優秀なんです。
UVミルクとUVローションちがいまとめ
⇦スマホは画面を左へスクロールしてください。
商品名 | 商品画像 | 金額 | 商品の特徴 |
---|---|---|---|
UVミルクEX | 2,200円 (税込) |
・乳液タイプ |
|
UVローション EX |
2,200円 |
・ローションタイプ |
➤商品画像クリックでAmazonの商品ページへジャンプします。
ちなみにミルクタイプの方が若干人気があるようですが、わたし個人的にはローションタイプがかなりのお気に入りです。
手に取ると白いシャバシャバしたローションが、白浮きすることもなくすっと肌になじみます。
お肌の上で美容液のようにするする伸びて、塗っていても息苦しい感じがまったくありません。
「汗に強いウオータープルーフ」ですが刺激は全然なく、首まで伸ばしやすくて使いやすいですよ。
汗をかく夏場はローション、というふうに使い分けてもいいと思います。
どちらも本当におすすめの日焼け止めです
NOV ノブ UVローション EX SPF32 PA+++ 35ml
キュレル 潤浸保湿 UV ミルク
キュレル 潤浸保湿 UV ミルク30ml [医薬部外品] SPF30/PA+++
ドラッグストアでも簡単に手に入る敏感肌用シリーズといえばキュレル。
お肌が荒れているときに心強いアルコールフリー・消炎剤配合の日焼け止めです。
キュレルがおすすめな理由
- 紫外線吸収剤不使用
- 無香料・無着色・低刺激性
- アルコールフリー
- 消炎剤配合で肌荒れを防ぐ
- 保湿成分にセラミド機能成分配合
残念ながらノブの日焼け止めに記載のなかった「アルコールフリー」をキュレルが叶えてくれています。
ノブがアルコールで刺激があるという意味ではありません。
ノブのすばらしさは前述のとおりです。
ノブに比べると若干白浮きはみられますが、時間が経つとなじむのでお化粧下地として使用してもメイクの邪魔をすることはありません。
わたしはノブよりはほんの少しだけ重く感じました。
なにせノブのつけ心地の軽さは特筆すべきものがあるので。
こちらはシャカシャカ振ってつかうミルクタイプですが、潤浸保湿のUVシリーズにはもうひとつクリームタイプもあります。
キュレル 潤浸保湿 UV クリーム 30g [医薬部外品] 日焼け止め SPF30 / PA+++
こちらクリームタイプは耐水性が高いウォータープルーフで密着感のあるつけ心地。
こちらは信頼しているすみしょうさんのYOUTUBE動画でおすすめされていました。
SPF30ですが、SPF50のものと遜色ないくらいのUVカット効果があると紹介されていたのが購入のきっかけです。
ミルクタイプに比べると少し重いですけど、油膜感のある嫌な重たさじゃないです。(伝わりますか?)
もちろんこちらも紫外線吸収剤不使用でアルコールフリー。
さらに汗にも強いので安心してつかえます。
近赤外線対策の日焼け止め
近赤外線をカットする日焼け止めはまだまだ少ないですが、敏感肌でもつかえる信頼できるおすすめの日焼け止めがありますのでご紹介しますね。
近赤外線とは?
近年、紫外線だけではなく近赤外線が肌の老化に大きな影響をあたえるという事実が分かってきています。
近赤外線は紫外線とは別の太陽光で、紫外線A波よりもさらに深い皮下組織にまで到達します。
そして肌の張りを支えているコラーゲンなどを加熱して分解し、肌のたるみの原因になると言われています。
こんなに恐ろしい近赤外線ですが、まだまだ日焼け止めの種類も少なくあまり対策がすすんでいないというのが現状です。
近赤外線についてはこちらでくわしく解説しています。
プラスリストア UVミルク
プラスリストア UVミルク 30ml 3,080円(税込)[SPF30/PA++]
ビタミンCやフラーレン(ビタミンCの172倍の抗酸化力を持つ成分)をはじめとする5種類の抗酸化成分を配合し、紫外線により生じる活性酸素を無害化します。
さらに近赤外線やブルーライトのダメージから肌を守る成分を配合しています。
プラスリストアおすすめの理由
- 近赤外線やブルーライトから肌を守る
- 美容皮膚科医もおすすめ
- 紫外線吸収剤不使用
- 無香料・無着色
- 無鉱物油・防腐剤無添加
- アルコールフリー
- 21種類の美容保湿成分を配合。
- せっけんで落とせる
もともとレーザーや光治療を受ける患者のために開発されたプラスリストアシリーズ。
数年前に顔のレーザー脱毛を受けた際、美容皮膚科医の方が「レーザー後に完全遮光したい方に」とおすすめされていたことが購入のきっかけでした。
当時はまだアトピーを発症していなかったこともあり、プラスリストアシリーズのより強力な日焼け止め「UVローション SPF50 PA++++」の方を使用していました。
プラストリア「UVローション」のレビューはただ今回は「敏感肌でも使える日焼け止め」がテーマなので「UVミルク」をご紹介させていただいています。
わたしはいつも楽天市場のエクセレントメディカルさんで購入しています。
エクセレントメディカルは美容クリニック併設の信頼できるショップで、レビューも多くて安心。
おまけもいただけるのでうれしいんです。
「UVローション」の方がレビュー数も多く人気があるようですが、紫外線吸収剤を使用しており、せっけんだけでは落としづらいというデメリットも。
わたしは敏感肌となった今はずっと「UVミルク」のお世話になっています。
光老化という問題
光老化ということばをご存じですか?
光老化とは、太陽光を浴び続けることによってダメージが蓄積され、皮膚にしみ・しわ・たるみなどがあらわれる老化現象のことです。
肌の老化の80%は紫外線や近赤外線などの太陽光によるものであり、加齢による老化は20%にすぎない。
と言われており、光老化のおそろしさを明言しています。
どんな肌質の人でも、太陽光線から肌を守ることがいかに重要であるかお分かりいただけると思います。
どんな時でも日焼け止めを忘れずに。
もちろん日傘もね。
敏感肌・アトピー肌におすすめのスキンケア用品はこちら